ホンダ技研工業は、中国で高級車ブランド「アキュラ」の現地生産を本格化させると発表しました。2016年から生産している小型SUV「CDX」に続き、2017年にスポーツセダン「TLX」、来年には中型SUV「RDX」の生産を開始するとのこと。「アキュラ」ブランドの本格生産は、日本、米国以外では初めてとなり、生産はCDX同様広汽本田汽車で生産する予定。中国市場では現在アキュラブランドとして、小型SUVのCDX、スポーツセダンのTLX、中型SUVのRDX、大型セダンのRLX(レジェンド)、大型SUVの「MDX」等を販売、CDX以外は日米それぞれの工場からの輸出で対応しているのが現状。ただ以前お伝えした通り、海外からの輸入車には、25%の関税や17%の付加価値税などが掛かるため、販売価格は現地生産と比較して2倍以上に跳ね上がる。同社として、更なる経済成長が見込まれる中国市場において、他社メーカーと競争する上で現地生産化は必須となってきている。
(一部日刊自動車新聞より)