ニュージランド交通局はこのほど、オークランドの一部の高速道路で電気自動車(EV)に対して、優先レーンの走行許可を与える優遇措置を試験的に導入しました。年々深刻化するオークランドシティの交通渋滞、環境への影響を鑑み今回の決断に至った訳だが、地元市民からは、懐疑的な意見が多数だ。EVが優先レーンを走行出来る高速道路は、ノースウェスト・モータウェイのリンカーン・ロードとサウスウェスタンモータウェイのコロネーション・ロードやリム・ロードを含む5か所となっている。オークランドシティでは現在、1033台のEVが商用車として登録されているが、今回の優遇措置で商用車のEV化が促進されるかどうかは、かなり微妙だという意見が大多数だ。ただ各国EV車普及促進に向けて試行錯誤を繰り返しているのは事実で、まさに普及促進の生みの苦しみといったところだろうか。
(一部日刊自動車新聞より)