デンソーは21日、植物由来の樹脂2種を開発し、自社製品の一部に採用したと発表しました。化石燃料を使用しない植物由来の樹脂は、非枯渇資源でサーマルリサイクルしても大気中に排出されるCO2を増やさない環境対応素材で、同社では開発・製品化に注力している。今回開発したのはでんぷん由来のバイオポリカーボネート(バイオPC)で、表面硬度や発色性を生かし、塗装なしでトヨタ自動車向け純正カーナビの樹脂パネルに採用させる。またひまし油の分子構造を工夫したウレタン樹脂を、排ガスセンサーのコネクト部分の保護材に採用、150℃の耐熱性を世界で初めて実現させ、高価なシリコン系樹脂の代替材料として、コストを引き下げることに成功しました。
(一部日刊自動車新聞より)