トヨタ紡織は21日、トヨタ自動車の新型レクサス「LCシリーズ」のシートとドアトリムが採用されたと発表しました。シートは本体にシートバックを重ねたレイヤー構造を採用、六つの電動機能を備えながら単体で20Kg以下に重量を抑制している。ドアトリムは、世界初のDRAPE(ヒダ形状)をアルカンターラ表皮で実現させた。愛知県豊田市の猿投工場で手作業を含む専用ラインで製造し、トヨタ自動車・レクサス製造工場へ納入する。同社は新型レクサスのブランドイメージに合わせ、「先進のデザイン性とホールド感、快適性を目指した。」とのこと。近年トヨタ上級車のシートの評判が良いのも、トヨタ紡織の隠れた功績と言っても過言は無いでしょう。またドアトリムに関して、600ミリのLED導光管を仕込み、「ウェルカムモード」と運転中の「走行モード」の2通りでドア回りを照らし、高揚感と落ち着いた雰囲気を演出する憎い仕掛けとなっている。
(一部日刊自動車新聞より)