経済産業省は、EVやプラグインHV向け購入補助金の算出方法を今年5月から変更する方針としました。現在は蓄電池の容量に応じて補助金を決定しているが、5月からはEVは航続距離に応じて補助金を決定、PHVはEV走行を最低30Km以上とし、補助金を一律20万円とする。これにより新型「プリウスPHV」は現行の9万6000円から倍増の20万円となる。EV車に関しては、航続距離1Km当たり1000円の補助金に変更する。EVの代表格「リーフ」は現行33万円の補助金だが、5月以降は28万円に減額される。ただ今後MCなどで航続距離が伸びれば、それに応じて補助金の額が上乗せされるが、補助上限は40万円に設定されている。通常4月1日から新制度へ移行されるのだが、今年度予算を繰り越す関係から5月8日までは現行の枠組みで補助金の申請を受け付けるとのこと。またクリーンディーゼル車は補助率を差額の1/4から1/8に引き下げられる見通し。3月末までは何でもエコカー減税駆け込み需要で、4月末までは上記新制度移行前の駆け込みで、陸運局の混雑は続きそうだ。
(一部日刊自動車新聞より)