ピストンリング国内2位級のTPRは、新開発のアルミ合金製ブレーキドラムがEV車向けに受注を獲得、2018年に供給を開始する。新しいブレーキドラムは、軽量ながら鋳鉄製と同等の高い制動性能を確保出来るのが利点で、仮に4輪全てをアルミ合金製に置き換えた場合、車輌1台当たり5Kgの重量低減に貢献するという。EVの航続距離を伸ばすために、軽量化は必須条件となっており、同社の新商品には今後も各メーカーから引き合いが出そうな感じがします。また軽自動車やコンパクトカーに採用されるケースが多いドラムブレーキ、今後はそのようなセグメントにも採用が増加すると思われる。現在ドラム本体はアルミ鋳造メーカーに生産委託しているが、将来的には一連の工程を内製化することも検討中だそうだ。
(日刊自動車新聞より一部抜粋)