トヨタ自動車は14日、ハイブリッド車の世界累計販売台数が1000万台を突破したと発表しました。1997年に世界初の量産型HVである初代「プリウス」を発売してから19年6ヵ月での大台達成に。同社は現在、世界90以上の国・地域でHVを販売、レクサスシリーズも含め33車種をノミネートしている。1月末までの累計販売台数は1004万台で、地域別では日本が485万2700台と最断トツで、北米が319万400台、欧州が133万6000台、その他地域で66万9500台となっている。欧州はヤリス(ヴィッツ)HVを中心に販売台数が伸びて来ており、中国市場も2015年秋に販売開始した「カローラHV」や「レビンHV」が好調に推移しており、今後の販売台数も増加が見込まれる。対して北米は、ガソリン安の影響で逆に販売は苦戦しているのが現状、日本も「プリウス」の代替需要が一通り終了し、新型車「C-HR」がどこまで販売を伸ばせるかというところ。またHV車は原油価格に直結するため、原油価格の動向も重要なファクターとなっている。