ダイハツ工業は衝突回避支援システムの前方監視用センサーとして、これまでのレーザーレーダーや単眼カメラ&レーザーレーダーシステムから、ステレオカメラ中心に切り替え開発を推進させる。最新システムの「スマートアシストⅢ」では、左右カメラ間距離8㎝という世界最小サイズのデンソー製ステレオカメラを採用、対歩行者自動ブレーキを追加したほか、対車輌衝突警報、自動ブレーキ機能も向上させている。今後の自動ブレーキシステムの開発では、自転車などの対応や悪天候下での性能確保を課題に挙げ、物体判別に優れるカメラを中心にしたシステムの開発を進める。高齢者の事故が多発している中、最近の設定車種での「スマートアシストⅢ」の選択割合は8割にも上り、もはや必須オプションの一つとなっている。特に軽自動車は高齢者や女性が購入するケースも多いため、衝突回避支援システムの性能如何で、販売台数に差が出てくる可能性も有ると思われます。