財務省が25日に発表した2016年の通関ベース貿易統計速報で、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支が4兆741億の黒字となりました。単月でなく年間を通しての黒字は東日本大震災の前年2010年以来、6年振りとなる。2016年の輸出額は鉄鋼や自動車が落ち込み、前年比7.4%減の70兆392億円。対して輸入額は原油やLNGの価格下落で、前年比15.9%減の65兆9651億円となり、この減少幅が貿易黒字に大きく寄与した形に。主な地域別では、EUが1540億円の赤字、対アジアは3兆9215億円の黒字、注目の米国に対しては、6兆8347億円の黒字となりました。今後この対米貿易黒字に対して、暴君が吠えると思われます。