トヨタ自動車とホンダ技研工業の2016年上期のハイブリッド車世界販売台数が発表され、2社で大きく明暗が分かれました。上期としてトヨタが新型車効果で3年ぶりに販売を伸ばし、対してホンダは2年連続で販売減に見舞われた。トヨタは北米市場で苦戦を強いられていますが、国内は「プリウス」、「シエンタ」、「アクア」が大きく牽引、海外では、「RAV4 HV」、「オーリスHV」、「ヤリスHV(ヴィッツ)」、レクサス「NX HV」、「RX HV」、「CT HV」、「IS HV」、「カローラHV」、「レビン HV」等々絶好調で推移している。対してホンダは、販売台数の9割が国内市場向けとなり、国内市場もモデル末期やフェイスリフト前の端境期に当たっている車種の減少が響き、微減となってしまいました。今後はトヨタ同様新型車や、世界戦略HV車の見直しが急がれるところでしょう。
(トヨタ自動車HV)
世界販売:713,000(+21.6)
国内販売:344,000(+16.3)
北米販売:143,000(-6.4)
欧州販売:141,000(+46.6)
その他:85,000(+213.5)
(ホンダ技研工業HV)
世界販売:99,000(-11.0)
国内販売:93,500(-2.0)
北米販売:4,800(-64.0)
欧州販売:50(-96.0)
その他:650(-22.0)
カッコ内前年同期比増減率%
(日刊自動車新聞データ)