マツダ自動車は、フルモデルチェンジの端境期の梃入れ対策で、7月に「アクセラ」、8月に「アテンザ」とセダン系車種で、相次いで新技術や新塗装色を取り入れました。商品改良は2014年に続いて2度目になり、「デザインのブラッシュアップ」、「最新のダイナミクス技術の導入」、「インテリアの質感向上」を図りました。中でも強く打ち出しているのは、ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを制御し、人の身体感覚に合った滑らかな挙動を実現する世界初の技術「G-ベクタリング コントロール」をアクセラに続いてアテンザにも搭載しました。その他先進運転支援システム(ADAS)に最新機能を盛り込み、新塗装色を用意するなど、ビッグMCに近い内容だ。改良の成果は販売にも表れ、8月の販売は「アクセラ」で2.4倍、「アテンザ」で同84.3%増となった模様。

(日刊自動車新聞より)