トヨタ自動車は、プラグインHV(PHV)で駆動力に活用するソーラー充電システムを搭載すると発表しました。今冬に発売する新型「プリウスPHV」で、太陽光エネルギーを駆動力に用いる世界初のソーラー充電システムをオプション設定する。同システムは、発電したエネルギー専用のニッケル水素電池に一定量蓄電した後、駆動用に用いるメインのリチウムイオン電池に供給、これによりメインバッテリーのエネルギーロスを抑制、少ない発電ながら駆動力への応用を可能としました。今回ニッケル水素電池や制御用ECU等を、車輌の充電システムと切り離してパッケージ開発、PHVなど電池容量の大きな車輌に幅広く展開可能として汎用性を持たせた。さらに充電による走行可能距離も高め、次期プリウスPHVでは最大10キロメートル、平均5キロメートルの走行を目指す。前回のソーラー充電システムは費用対効果に乏しく、オプションをチョイスするユーザーが少なかったが、駆動用に活用できれば、ユーザーへの訴求がし易いでしょう。また汎用性が高まrば、今後比較的製造し易いEVへの転用も視野に入るかもしれない。
(一部日刊自動車新聞より)