トヨタ自動車は、2020年頃に市場投入予定の次期「クラウン」の購入層の平均年齢を、現行の62歳から45~50歳のいわゆる第二次ベビーブーマー世代の「アラウンド50」に照準を合わせるとしました。次期クラウンはTNGAに基づきレクサス「LC」に使用するN型プラットフォームを採用するなど、高級車と基本構造を共通化させる。国内専用モデルのクラウンは昨年、発売から60年が経過、国内版高級車の不動の地位を築いてきた。今後も引き続き販売を伸ばすため、車輌、内外装、機能を全面刷新し、15代目へ移行させていく。「いつかはクラウン」というキャッチフレーズは、「いつでもクラウン」になり、最近はそれなら輸入車と移行してしまいました。第二次ベビーブーマー世代に照準を合わせるのは当然の流れでしょうが、この世代はいわゆる「割を食った」世代ですから、車輌を劇的に”チェンジ”させないと、難しいかもしれません。
(一部日刊自動車新聞より)