いすゞ自動車は2015年にフルモデルチェンジした大型トラック「GIGA」の製造原価を今後2年間で10%引き下げる。21年ぶりに刷新したギガは、中型から大型への需要シフトも有り販売が好調に推移しており、2017年度までに市場シェア30%を目指す。今後は調達コストの見直しや、仕様の作り込み改善によりコストダウンを図り製造原価を1割下げる狙い。ギガは昨年10月にフルモデルチェンジを実施し、1~8月の大型トラック販売が前年同期比14.3%増の1万676台と好調に推移、4~8月の年度ベースでは、同25.4%増と、暦年を上回るペースで推移、販売が落ち着き台数が減少した時にも利益が取れるように、準備をするつもりでしょう。

慢性的なドライバー不足と、ネット販売の増加によって国内物流量は増加の一途を辿っており、今まで中型トラックでしのいでいたトラック会社も、大型トラックへ移行せざるを得ない状況が続いており、モーダルシフトされない限り今後もその流れは変わらないと思います。

(一部日刊自動車新聞より)