インド国内の昨年の車両登録台数が1960万台となり、過去最高を更新していたことが解りました。種類別では、75%が2輪車で、まだまだインド国内では2輪車需要の方が圧倒的に多い。ただインフラストラクチャーが全く追いついておらず、慢性的交通渋滞や大気汚染を心配する声は日に日に増加中となっています。現地の渋滞レベルは言葉では言えず、東南アジア同様クラクションのオンパレード、寝る時はクラクションの音が耳に残り頭がおかしくなりそうになる。ドアミラーは横の車輌と接触する可能性が多々有るので、ドアミラーを最初から畳んでいるのも珍しくない。
同国内で圧倒的なシェアを誇るマルチスズキが販売している、新型「バレーノ」と小型SUV「ヴィターラ(エスクード)・ブレッツァ」の納車待ちが現時点でそれぞれ5万台を超えており、その新規オーダー数も日に日に増加しているというから、驚きだ。スズキ自動車のインド国内の人気が手に取るように判る。注文に生産が追い付かないこの状況を受けて同社は、新たな工場の設置や増産で乗り切る予定です。