ニュージーランド(NZ)でスポーツタイプ多目的車(SUV)の人気が衰えを知らず、順調に売り上げを伸ばしていることが、NZ自動車産業協会(MIA)の調べで分かった。かつて多数販売されていたセダンやハッチバックが、15年前後の時を経てSUVやピックアップトラック(UTE)に取って変わっている。MIAは、2002年1月から月ごとに車種別の統計を記録、NZ市場における人気車種が15年間で劇的に変化していることが見て取れる。2002年代はセダンとハッチバックが新車売り上げの62.5%を占め、UTEとSUVはそれぞれ23.6%と13.8%に過ぎなかったが、現在はSUVが38%、UTEが30.5%、セダン・ハッチバックは31.5%と半減している。UTEは別だが、人気車種が日本でのブームの数年遅れで現地の車種構成に変遷を齎しているのかもしれない。これは日本から輸入される中古自動車の影響は少なく無いと思います。
(一部日刊自動車新聞より)