以前レポートした通り、キャンピングカー販売が順調に推移しており、昨年はとうとう過去最高の売り上げを更新した。27日に公表された「キャンピングカー白書2016」によると、新車・中古車ともに前年比約10%伸長を見せる盛況ぶりで、売上総額は前年比10.9%増の357億円となり、過去最高を更新。総保有台数は9万5100台となり、10万台も目と鼻の先だ。キャンピングカーの人気は、リタイヤされた方々の需要、子育て世代の需要、BBQブームなど様々な要因が重なり現在の状況を生み出していると見ている。特に日本の宿泊システムは世界では1部屋単位の宿泊料が主流なのに対し、我が国では相も変わらず一人頭で割高な料金を貪っている。こういう状況下で、年に何度も泊まりで旅行など無理な話である。キャンピングカーを持っていれば、好きな時に好きな場所へ気軽に行け、トイレや食事の心配も要らないのが人気に火を付けていると思われる。
(一部日刊自動車新聞より)