本田技研工業は、9月にも小型ミニバン「フリード」を約8年ぶりに全面改良する見通しだ。小型で有りながら上質感を前面に押し出し、同セグメント最大のライバル「シエンタ」との差別化を図る。ハイブリッドシステム「i-DCD」の改良型を搭載し、大人6人が乗ってもパワフルな走行性能と環境性能の両立を狙い、リッター25~30Kmを見通す。新型フリードは当初2015年も予定しておりましたが、問題の「i-DCD」の改良と熟成に時間を掛けるため、2016年後半にまでずれ込んでいる。小型トール系ミニバン部門では、新型「シエンタ」が他の追随を許さないくらい販売を伸ばしている。この新型「フリード」の投入で、この牙城を崩せるかどうか、見物となっている。
(日刊自動車新聞より)