2016年3月期の決算報告が揃い、各自動車メーカー順調に推移しました。ただ来期の見通しは足元の円高を受けて、大幅減益予想を立てております。自動車メーカー各社の想定為替レートは下記のようになっており、今後の為替動向によっては更なる下方圧力となるでしょう。ただ各自動車メーカーは、5円前後のバッファーは有るので、想定為替レートを割れて来ても2008年~2009年みたいなことに一気に向かう事は無いと思われます。

トヨタ自動車:105円

ホンダ技研工業:105円

日産自動車:105円

富士重工業:105円

スズキ:105円

マツダ:110円

いすゞ:110円

因みに昨年私が想定した為替レートは安値126円の20~25%の円高でしたので、レートは約95~101円ということになります。予想が当たった当たらなかったという議論で無く、ここ数年の円安のトレンドがアンワインドし、円高のボトムを目指して動き出しているという事を認識する事が重要だと思います。