リーマンショック以降の量的緩和政策から金利の正常化に向けて、いよいよ利上げが近づきつつ有ります。ところがここにきてJPモルガンスタンレーから、来年は日本円が最強通貨(円高)になるとレポートを出しました。通常米国で利上げが実施されれば、米ドル高円安を誘引しますが、今回は利上げの幅も小さく対して日本はインフレ目標2%に程遠いので、円が強くなるという構図です。いわゆる購買力平価説というもので、デフレに近いている国の通貨が強くなるというものです。様々な資料を読み漁れば漁るほど、2016年は円高トレンドとなりそうです。為替は瞬時に輸出業者、最終的には国内中古自動車流通価格に直結しますので、為替の動向に関して、来年はより注視すべきだと思っています。