日本自動車工業会がが30日発表した10月の自動車国内生産実績は、前年同月比0.5%減の81万3110台となり、16ヶ月連続の減少となりました。1月~10月までの累計国内生産台数は774万8台となっており、7年連続1千万台の大台割れが確実となりそうだ。リーマンショック以降から長きに渡って続いた超円高により、自動車メーカー各社が海外に生産移転をした影響により、円安水準がちょっと続いただけで、おいそれをシフト出来ない構図が垣間見えた感じ。円安になれば雇用が増加すると思われているが、海外生産比率の高い自動車産業は、円安になれば非正規労働者で急場をしのぐという構図は相も変わらないといったところか。アベノミクスを御旗に賃金アップをテコに景気回復と行きたかったところだが、実際は余りにも乖離しており、1億総中流は遥か昔の事象となっています。