VWグループの排ガス不正問題の余波がいよいよ本邦でも広がりを見せている。日本自動車輸入組合(JAIA)が6日に発表したブランド別輸入新車登録台数が前年同月比48%減の2403台と、過去2番目の大きな減少幅となりました。また同じVWグループの「アウディ」も29.4%とこちらも大きく落ち込んだ。ユーロが安値で推移しているこの時期に、売り上げが伸ばせないのは正直厳しいところですが、今回の問題が排ガス不正ということで、人体に特段の危険を及ぼさないことから、本邦での販売不振は落ち着きを取り戻すと思われます。ただ北米に関しては、米国で発展途上国のようなビジネススタイルを取ったことから、今後大きな制裁金が課せられる可能性が有り、同社の経営体制を根本から変える必要性が有るでしょう。
(一部日刊自動車新聞)