日本精工(コメ工)は2020年までに、電動パワーアシストステアリング(EPS)ユニットを現状より3~4割の小型化を図る。世界的に需要が伸びている電動アシスト型のパワステにおいて、中核部品のモーターや電子制御デバイスの高性能化による小サイズ化などにより、ユニット全体として3~4割の小型化を実現する。EPSは通常ダッシュボード内に配置するコラムアシスト型と、エンジンルームに配置する下流アシスト型がある。同社が開発を進めている下流アシスト型は、スペースの制限が多いエンジンルームにおいて、小型軽量化を図り燃費性能や設置の自由度のアドヴァンテージを狙う。またグリースの改良によって摩擦抵抗を従来比17%改善したEPS用減速機も開発。EPSユニット全体で約1割のフリクションの低減を可能にする。

(一部日刊自動車新聞より)