中国の通貨切り下げに端を発してアジア通貨危機の一歩手前まで行った世界の株式市場、本邦も例外無く、いやそれ以上に大きく下に調整を余儀なくされました。6月から夏に掛けて日経平均ベースで2万5000円だとか、3万円と言った声が多かった訳ですが、今回の大きな調整で、再び今年の高値を抜くのは無いでしょうし、下手をすれば2万円すら戻すのは難しいかもしれません。ここまで大きく下に調整したツケは大きく、今後含み損を抱えた個人投資家の逆資産効果によって消費が冷え込む可能性が高いと思います。また経済が好調な米国も、株式投資割合が日本の比では無いくらい高いため、米国の経済状況も今後難局を迎える可能性も出て来たと個人的に思っております。