ドイツ自動車メーカーの雄、フォルクスワーゲン(VW)がクリーンディーゼル車排出ガス試験において、排ガス検査時だけ排ガス低減機能を作動させる不正なソフトウェアをを搭載していたと発表しました。対象モデルは通常走行時、最大で基準値の40倍の窒素酸化物(NOx)を排出していた。不正対象車は1100万台に上り、同社は対策費用として65億ユーロ(約8700億円)を引き当てるとともに、マルティン・ヴィンターコルン社長の引責辞任を決めました。ただこの他にも米国EPAが排ガス不正の制裁金を最大180億ドル(約2兆1600億円)を課す可能性が有る他、米国個人ユーザーや株主からの訴訟の可能性も有り、VWは厳しい局面にさらされる可能性が有る。
(一部日刊自動車新聞より)