経済産業省はポストリチウム電池の開発を強化する。2016年から5年を掛けて、EVの航続距離が500キロメートル以上になるような、二次電池の基盤技術を産学連携で開発し、2030年の実用化を目指す。リチウムイオン二次電池で先行した日本の二次電池技術の更なる高みを目指す。今年度までの7年間で200億円以上を投じ、航続距離300キロメートルが視野に入ってきている。今後はリチウムイオン二次電池以外の新二次電池に絞り開発を急ぐ予定で、初年度は32億円を要求。全個体電池、リチウム空気電池、ナトリウムイオン電池等を候補に開発を進め、欧米、韓国より先んじて実用化を目指す。