矢野経済研究所は、昨年度のリチウムイオン電池(LiB)主要4部材の世界市場が前年比10.6%増の7026億円に拡大したとする調査結果を発表。小型携帯端末を始め、電気気自動車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車等、今後もより高性能を求めたリチウムイオンバッテリー需要は伸びしろが期待出来る。今年は北米経済が好調で、逆にHV車が売れづらくなっている反面、中国の国策としての電気自動車普及促進(HVは対象外)による影響で、今年もある程度順調に推移すると思われます。さはさりながらサウジアラビアが原油の減産に応じなければ、今後も原油価格は35~55ドルのボックス相場となると思われ、盲目的に電気自動車やHV車が売れるという状況でも無さそうです。
(一部日刊自動車新聞)