マツダ自動車は新世代商品に順次採用している、四輪駆動システム「i-ACTIV」AWD」の名称で積極的な訴求に乗り出す。当システムは2012年2月に発売された「CX-5」から搭載を始め、今月発売予定の「CX-3」で一連のラインナップが出揃う。今後新世代商品の特長の一つとしてアピールしていくことで、販売拡大に繋げる予定。i-ACTIV AWDは、新世代商品向けに一括企画したシステムで、クラスやボディサイズが異なる全てのモデルに同じシステムを展開しているのが特長。最初の搭載モデルとなったCX-5は、2014年販売台数の37%がAWDとなっており、その後「アクセラ」、昨年12月に「デミオ」、今年1月には「アテンザ」そして今後発売される「CX-3」とラインナップを拡充する。従来のAWDと同様に、二輪から四輪のトルク配分を電子制御するアクティブオンデマンド方式を採用。車輌、路面状況、前輪スリップを検知するシステムで安定性を高め、システム部品の小型高効率化や駆動損失の最小化制御等により、燃費向上にも寄与している。国内の小型SUV回帰はもちろん、新興国や発展途上国で圧倒的に人気のあるSUV・RV市場、今後発売される「CX-3」やトヨタの小型SUVに関して、海外顧客からの問い合わせも多くなっております。
(一部日刊自動車新聞)