国土交通省は16日、一部車種の軸重制限や、45フィートコンテナ輸送における全長緩和等の法令改正案を公表し、パブリックコメントを募った上で今年4月から順次施行する予定。国債海上コンテナ輸送に限り許可されていた駆動軸重の制限(11.5トン)をセミトレーラー連結車にも広げ、バン型、タンク型、自動車輸送用など8車種を対象とするが、2軸車でエアサス等道路を傷めない構造の車輌(トラクター側)に限るとのこと。8車種については、45フィートコンテナを積載する車輌を含め、リアオーバーハング(後軸の旋回中心から車輌後端まで)に条件をつけた上で全長の制限を17⇒18メートルに緩和するほか、通行許可申請時の審査条件も併せて緩和するそうです。本邦で主流の40フィートコンテナと比較して、欧米で主流の45フィートコンテナは容量が13%増え、大量輸送の現代には必要とされている。自動車輸出業界でも、プラス1.5メートル前後の伸びしろの意味は大きく、今後の自動車輸出や部品輸出にも生かされそうです。
(一部日刊自動車新聞)