フォルクス・ワーゲン(VW)は12日、2014年通年のグループ全体の世界販売台数が前年比4.2%増の1014万台となり、初めて1千万台を突破したと発表しました。今回の1千万台突破は、同社の当初目標を4年前倒しでの達成で、今後発表を予定しているトヨタ自動車やゼネラルモータースと接戦となる見込み。VWグループの急成長の源泉は、言わずもがな中国市場で、2014年の同市場での販売台数前年比12.4%増の368万台と世界販売台数の1/3を超過するほどの売れ行きです。同社は1980年代から他社に先駆けていち早く中国に進出し、現地での生産体制や販売網を築いてきた結果が実を結んだ格好で、また同国地方部の反日教育も追い風となった模様。
(一部日刊自動車新聞より)