東京オリンピックに向けて東京都は、晴海に建設する選手村を水素燃料で電力等を賄う水素タウンを整備する方針を表明しました。オリンピックが開催される2020年までに、大型水素ステーション及びパイプラインを設置し選手村への宿泊棟、食堂、各運動施設に燃料電池を介して電力や温水を供給する予定。国策事業で有る水素社会実現に向けて、燃料電池自動車や同バスはもちろん、燃料電池を利用したインフラ整備を都市部を中心に押し広げる予定。
燃料電池車に関しては、ホンダが今年量産型5人乗りを、2016年には日野自動車が燃料電池バスを、2017年には日産自動車が量産型燃料電池車をそれぞれ市場に投入する予定となっており、長きに渡り原油に振り回され続けてきた日本人の思いが、今ここに新たな燃料システムとしてようやく開花しようとしており、日本の「MIRAI」を占う国策事業というのは頷ける気が致します。