国土交通省は指定整備工場(民間車検場)で小型貨物自動車(車輌総重量3.5t以下)の「中古新規検査」が出来るように、規制を緩和する方針を明らかにしました。来年の通常国会に道路運送車輌法の改正案を提出し、早ければ2016年春にも実施する予定。乗用車はすでに指定整備工場で検査出来、継続検査のように保安基準適合証等を発行できますが、それ以外の車種は不正な二次架装や受験車のすり替えを防ぐために、各運輸支局で再登録を済ませる必要が有る。今回はバンやワンボックス型が多く、二次架装が少ない小型貨物車の中古新規検査を指定整備工場に開放することとなりました。現在小型貨物車の需要が劇的に高まってきており、今回の民間への開放で、現在混雑している中古新規検査が緩和されるだろうと業界関係者は見ており、民間車検場業者も仕事が増えると思われます。
(一部日刊自動車新聞より)