本日日銀金融政策決定会合が開かれましたが、量的・質的金融緩和(QQE)は期間を2年に限定したものでは無いとしつつ、現時点では当初の「2年程度を目処に2%の物価目標達成」との見通しは変えないという事です。2年程度の期間を念頭に早期に2%の物価上昇目標を達成するためにQQEを導入した訳で、カレンダーベースで無く安定的に持続するまで続ける方針を明言しました。今月米国量的緩和(QE)終了が市場関係者の中で織り込まれており、欧米を始め世界の投資家は日欧の量的緩和の動向を注視し続けております。
また黒田日銀総裁は、本日政策決定会合2日目の重要な日だったにも関わらず、民主党の要請により日銀法に則して国会へ赴き、民主党福山議員の質問に応答致しました。しかし緊急を要する事象が発生もしていないのに、国家の経済運営で重要な会議をしている最中に呼び出されるという、常軌を逸脱した愚行に対し、世界から避難の声が続々と挙がっております。