マレーシア向け中古車輸出が好調だ。マレーシア向けは昨年から好調が続いており、年末には落ち着くのではないかとみられていたが、2022年になってからも好調を維持しており 2022年1-3月の期間では輸出先国ランキングの8位にランクインしている。
マレーシア向けが好調な理由は、主に2つあると言われている。一つは原油高によるマレーシア国内の好景気、もう一つは半導体不足による新車の納期遅れだ。資源高の好景気で車を買いたいが、新車の納期が長すぎるので高年式の中古車を代わりに買うという需要がマレーシア国内にあり、この需要が輸出好調の要因となっている。マレーシアへの自動車輸入に必要となるAP(輸入許可)の発行済み分がほぼ消化され、6月にスローダウンするのではと見られていたが、ボーナスAPが発行されてマレーシア向けはもうしばらく好調が続きそうだ。資源高の状況が続けば、この好調はしばらくは維持されるのではないだろうか。
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