2018年の中古車輸出先国のトップ10の順位は、1位:U.A.E. (126,706台)、2位:ニュージーランド (116,253台)、3位:ロシア (95,074台)、4位:チリ (92,559台)、5位:南アフリカ (89,556台)、6位:ケニア (77,268台)、7位:スリランカ (70,882台)、8位:ミャンマー (67,577台)、9位:モンゴル (60,957台)、10位:タンザニア (58,598台) となった。2017年の中古車輸出台数との比較ではパキスタンがトップ10圏外となり、代わりにスリランカが7位にランクインした。スリランカは前年対比で80.89%の伸び率を示し、大きく順位を上げた。トップ10内でも順位の大きな変動があり、ロシアが8位から3位へ上昇、ミャンマーは3位から8位へと順位を落とした。ミャンマーは右ハンドル車の輸入禁止の影響で2018年の後半にかけて輸出台数が減少した。(2018年中古車輸出統計)
輸出台数の伸び率で見てみると、コンゴ (+154.12%:6,592台)、ジンバブエ (+115.40%:5,818台)、ナイジェリア (+100.12%:6,922台)、マラウィ (+40.12%:6,098台)、モザンビーク (+36.28%:13,973台)、スワジランド (+33.33%:5,774台)、南アフリカ (+24.99%:89,552台)、タンザニア (+23.20%:58,598台)、ボツワナ (+9.98%:10,779台)、ザンビア (+9.21%:7,994台)、ウガンダ (+6.89%:28,775台)とアフリカ諸国の伸びが顕著だ。
一方、アジアは、香港 (+21.89%:11,784台)、シンガポール (+14.98%:15,087台)、マレーシア (+14.25%:21,714台)と、主に高年式の車両が輸出される国は二桁台の伸び率で好調を維持しているが、パキスタン (-36.62%:54,705台)、アフガニスタン (-30.16%:7,548台)、バングラデシュ (-19.68%:25,314台)、U.A.E. (-12.21%:126,706台)などの国では輸出台数が大きく減少しており明暗が分かれている。2017年に39位だったイランは-35.74%と輸出台数が大きく減少しトップ40圏外となった。
このほかで注目されるのがイギリスだ。+56.04%の伸び率で24位に上昇した。地理的に近いアイルランドもトップ40圏外ながら+57.16%の伸び率で輸出台数が増加している。
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