三菱ふそうトラック・バスは、小型トラック「キャンター」をインドで生産すると発表しました。これまで日本から輸出していた中近東諸国向け車輌の生産を移管し、人件費削減及び輸送コストを軽減させる狙い。同モデルは日本のほか、ポルトガルやインドネシア等でも生産しているが、コスト競争力の観点から次期モデルの切り替えを機に移管に踏み切った。「キャンター」は、三菱ふそうの世界販売台数の半分を占める主力車種で、日本、インドネシア、ポルトガルなど海外14ヵ国で組み立て、約160ヵ国以上で販売している。今後さらに新興国や発展途上国での販売を伸ばすためにコスト削減は避けて通れず、今後も海外生産比率を高めていくものと思われる。
(一部日刊自動車より)