ウガンダ、ザンビア向けに輸出される車両は船積み前にJEVIC(日本輸出自動車検査センター)にて各国政府機関が定める「路上使用適格性検査」を受け、検査に合格する必要があります。
<車両の必要用件>
ウガンダ |
- 自動二輪車、軽自動車、普通乗用車、貨物車両・多目的車両(トラックバスを含む)
- 車両部品ならびに構成が製造時と同じように機能すること。
- 車両が清潔な状態であること。車体番号やエンジン番号がはっきりと分かるように洗浄されていること。
- 冷媒ガス(R-12に限る)は抜き取る。
- 年式による規制はありません。
- 右・左ハンドル車両共に可。
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ザンビア |
- 軽自動車、普通乗用車、貨物車両・多目的車両(トラックバスを含む)
- 車両部品ならびに構成が製造時と同じように機能すること。
- 車両が清潔な状態であること。車体番号やエンジン番号がはっきりと分かるように洗浄されていること。
- 冷媒ガス(R-12に限る)は抜き取る。
- 年式による規制はありません。
- 右・左ハンドル車両共に可。
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<検査内容>
A. 目視等による検査
1. 外観 |
- 直径15cm未満の表面上のサビであればペイントを施す必要なし。
- 外観を損ねる補修がされていないこと。(ガムテープ補修など)。
- パネルの1/4を超えるダメージがないこと。(1/4以内であっても著しいダメージの場合は不合格)
- 部品の欠損がないこと。
- 部品のガタツキがないこと。
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2. ドア
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- 開閉がスムーズに行えること。
- 構成部品がしっかりと取り付けられていること。
- ロック可能であること。
- 自動ドアは手動でも開閉可能であること。
- 隙間風や水の浸入がないこと。
- スライドドアは開閉位置にしっかりと保持されていること。
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3. 内装 |
- ドア・天井・座席・カーペットなどに、乗用車は10cm、商用車は30cm以上のダメージ(破れやシミ等)がないこと。
- 著しく汚れていないこと。
- 各部品に、破損、欠損、その他著しいダメージがないこと。
- シートベルトが装備されており、且つ、正常に機能すること。
- 錆がない(もしくは錆止めのペイントが施されている)こと。
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4. 足回り・下回り |
- 錆がない(もしくは錆止めのペイントが施されている)こと。 *経年劣化により発生した錆は除く。
- 水、オイル、燃料等の漏れがないこと。
- ブーツ、ブッシュ類に破れがないこと。
- 各取り付け部にガタ、緩みがないこと。
- 緩衝装置は正常に機能していること。
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5. 排気系統 |
- 排気漏れがないこと。
- 過剰な騒音を発していないこと。
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6. タイヤ |
- 車両にあったサイズであること。はみ出し、ボディーへの接触は不可。
- 構造のどの部分も、25mm以上もしくは接地面幅の10%以上の亀裂、剥離、隆起などのダメージがないこと。
- 溝の深さは全て1.6mm以上であること。
- しっかりと取り付けられていること。
- 空気圧が規定値であること。
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7. エンジンルーム |
- 水、オイル、燃料等の漏れがないこと。
- 著しく汚れていないこと。
- 異音や振動がなく、正常に機能していること。
- 錆がない(もしくは錆止めペイントが施されている)こと。
- ベルトなどに著しい劣化やダメージがないこと。
- バッテリーに液漏れ、硫酸化がないこと。
- 配線の無理な取り付け、取り回しがないこと。
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8. 計器類 |
- 全ての計器が正常に作動していること。
- 重要なバルブ切れがないこと。(警告灯や走行距離計表示のバルブなど)
- エンジン始動後、各警告灯の点灯がないこと。
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9. 装備品 |
- エアコン、パワーウィンド、ホーンなどの全ての装備品は正常に作動していること。
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10. 灯火類 |
- バルブの切れがないこと。
- スイッチやレバーなどの操作によって正常に点灯、または消灯すること。
- レンズに割れなどのダメージがないこと。
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11. 反射器 |
- 後部に備えるものは赤色であること。
- 前部、または中央部に備えるものは橙色であること。
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12. ミラー |
- ミラーに亀裂がないこと。
- 格納可能なタイプは、その機能が損なわれていないこと。
- しっかりと取り付けられていること。
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13. ワイパー |
- スイッチ操作に応じた作動をすること。
- 錆がない(もしくは錆止めペイントが施されている)こと。
- 著しい拭き残しがないこと。*ゴム切れ不可。
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14. ガラス |
- フロントガラスに15cm以上の亀裂がないこと。
- 直接的に運転手の視野となる部分(車内より見て大よそ右半分)に2cm以上の長さの亀裂、または1.5cm以上の星型のダメージがないこと。
- フロント3面のガラスは無色透明であること。(メーカーによる着色は除く) *フィルム、ステッカーなどの貼り付け不可。
- 規格(JIS等)に基づく記号があること。
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B. 検査機器等による検査
1. サイドスリップ |
サイドスリップ |
1m走行につきIN・OUT5mm以内 |
2. 速度計 |
誤差 |
15~25km/hの間を指すこと。(20km/h走行時) |
揺れ |
+/-3km/h 以内 (20km/h以上で走行している時) |
3. 制動力 |
主制動力の和 |
重量(車重+55kg)の50%以上 |
駐車ブレーキの和 |
重量(車重+55kg)の20%以上 |
後輪ブレーキの和 |
軸重の10%以上 |
左右差 |
軸重(前:軸重+55kg/後:軸重)の8%以内 |
4. 前照灯 |
照度 |
4灯式 |
:12000cd以上 |
2灯式(ロービーム同時点灯可) |
:12000cd以上 |
2灯式(ロービーム同時点灯不可) |
:15000cd以上 |
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光軸 |
下前方10mにおいて取り付け高さよりも下方を照らしていること。 |
5. 排気ガス |
ガソリン車 |
CO |
:3.5%以下 |
HC 4cycle |
:1200ppm以下 |
HC 2cycle |
:7800ppm以下 |
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ディーゼル車 |
黒煙測定器 |
:ターボ53%以内 |
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:ターボなし48%以内 |
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C. 走行テスト
1. 走行時の異常 |
著しい異音等、正常車両ではみられない異常がないこと。 |
2. 制動時の異常 |
著しい異音等、正常車両ではみられない異常がないこと。 |