今年も残すところ僅かとなっておりますが、来初を賑わせる車輌はトヨタ「C-HR」となりそうです。現段階でも注文に生産が全く追い付いておらず、現在注文しても来春に間に合うかはかなり微妙な状況となっています。来年は早く入手したい客の受注により、業者用オークションが活況になることが予想されます。当初はHV仕様が人気が有りましたが、現段階でガソリン・ターボ仕様もかなり巻き返しており、年初からの業者用オークションは活況になるでしょう。
消費税増税や軽自動車税増税以後、長きに渡った軽自動車販売の低迷でしたが、ようやく2年振りに販売増へと転換する見込みとなっています。26日時点の販売台数は前年同期比で16.3%増で推移、暦年では約9.0%減の172~173万台での着地を予定している。
デンソーとNECは26日、高度運転支援システム(ADAS)、自動運転、生産の分野で協業を開始したと発表しました。ADASと自動運転の領域では、デンソーデンソーの先進安全技術と、NECが開発した危険予知に繋がる人工知能(AI)を組み合わせた商品を共同で開発する予定。自動運転や電動化の進化に伴い、搭載される製品同士の連携はより複雑化され、それに対応させるためにNECグループが持つシステム開発要員を活用した柔軟な体制を構築する。またIoT(Internet of Things)普及に際し、高度な情報セキュリティーを確保出来る製品開発の構築や、デンソーの生産におけるNECのIoT技術の活用に関しても協業を検討する。高齢社会の本格到来で、自動運転やヒューマンエラー抑止効果を狙った自動車やそれに付帯する企業と電機メーカーの協業は、益々活発化すると思われます。
(一部日刊自動車新聞)
マツダ自動車は26日、ディーゼルエンジンのノック音を低減する技術「ナチュラルサウンドスムーザー」が、第14回新機械振興賞の「経済産業大臣賞」を受賞したと発表しました。ディーゼルエンジン特有の振動を、機械的な構造の工夫だけで大幅に抑制したことが評価された形に。同社はディーゼルエンジンノッキング音の発生メカニズムを独自の測定機構で探求した結果、ディーゼル燃焼時にコネクティング・ロッド(通称コンロッド)の伸縮に伴って発生する振動が原因であることを突き止めた。その共振周波数(3.5KHz)をターゲットにしたナチュラルサウンドスムーザー(動吸振器)をピストンに内蔵させることで、コンロッドの伸縮共振を効率的に抑制することに成功し、現在の「スカイアクティブ-D」に搭載されているのである。不可能を可能にしたマツダ自動車のディーゼルエンジン「スカイアクティブ-D」、素晴らしい技術だと思います。