三菱自動車が大幅増益(2013/10/31)

 三菱自動車が4~9月期の半期の決算発表を行い、当期純利益は前年同期比166億円増(55%増)の467億円になりました。国内販売では、新型EKワゴンシリーズが牽引、北米ではカナダメキシコが増加、欧州では新型アウトランダーや新型ミラージュで微増、アセアン地域はフィリピン、インドネシアは好調、タイは補助金終了の影響で減少、その他中南米、オセアニア、アフリカも順調に推移しての好決算発表となりました。もちろん他メーカーと比較すると見劣りはするのでしょうが、ようやく順調な基調に入って来たのかもしれません。

 更なる飛躍をするには、パジェロシリーズ(含む中・小型)、本邦ではパジェロ・ミニ5ドアを社運を掛けて開発して欲しいもので御座います。エンジンは次世代ディーゼル、ディーゼルハイブリッド、ガスハイブリッドも併せて開発すれば、更なる飛躍が期待出来るでしょう。その先には欧米の自動車メーカーとの提携も視野に入ると思われ、V字回復も夢では無くなるでしょう。三菱自動車はもちろん、大株主の三菱商事、三菱重工業の手腕にも期待したいところです。

(ブコビッチ)

 

スリランカ、レギュレーション変更か?(2013/10/30)

 2012年3月31日付で急遽関税の引き上げと年式のレギュレーション変更を実施したスリランカマーケットですが、どうやら11月21日に再度レギュレーションの変更がアナウンスされるとの事で御座います。 昨年一時的にスペシャル・パーミッションが発給され、本邦でもプレミオ祭りで賑わいましたが、今回の改訂でレギュレーションがどのように変更されるか、また来年のスペシャルパーミッションの発給は有るのか、輸出業者、国内業者、オークション転売業者、固唾を飲んで見守る必要が有りそうです。

(ブコビッチ)

トヨタアクア、燃費リッター37km超へ(2012/10/30)

 国内外で売れ行き絶好調のトヨタ自動車のハイブリッド・アクアですが、先日ホンダがリッター36.4Kmの新型フィットハイブリッドの販売を開始致しましたが、トヨタ自動車もハイブリッドシステムのカイゼンを図り、リッター37Km超えの改良版を12月にも販売する旨を各ディーラーに通達。フィットハイブリッドがアクアよりリッター当たり1Km燃費が良く、それでフィットに顧客が流れるという訳では無いのでしょうが、やはりハイブリッド車の先駆者トヨタ自動車の意地でしょう。 やはり今までのレポートした通り、ハイブリッド戦争の激化は避けられそうも無さそうです。

(ブコビッチ)

 

レアメタル・レアアースの輸入正常化か?(2013/10/29)

 2012年日米欧を中心にWTOへ中国のレアメタル・レアアースの輸出規制を提訴しておりましたが、先週WTOから輸出規制はWTOのルールに違反していると通達、今後中国側から異議申し立てが無ければ、中国はWTOのルールに則して規制を撤廃することとなります。レアメタル・レアアースの意図的な輸出鈍化や値上げが抑制される事となり、来年以降のハイブリッド戦争に弾みが付く形になるでしょう。 さはさりながら、いつ何どきどのような形で本邦に報復するかもしれませんので、本邦としては早急に海洋資源の模索をする必要が有るでしょう。国別海洋面積は実は世界で7番目と意外と広く、この地の利を生かして資源採掘が出来れば、早々に本邦の借金を返済出来るそうです。国土は広いが海洋面積が狭い中国や、国土も海洋面積も狭い韓国が盛んに本邦に対して、嫌がらせに近いちょっかいを出すのはそういう理由なのです。またロシアも海洋面積は本邦と同等で、北方領土を明け渡すと海洋面積が逆転してしまうため、返還問題は一筋縄ではいかないでしょう。

(ブコビッチ)