ロシア旅行会社混乱に(2014/8/8)

 ロシア国内の混乱が収まりません。経済制裁の影響により通貨ルーブルが下落、通貨安を囃してロシアに旅行にいった旅行者が悲惨な状況に陥っているとの事です。元々ロシアの旅行会社は本邦の旅行業界と違い、評判が悪かったのですが(旧社会主義のためホスピタリティという概念が無い)、経済制裁の影響によるルーブル安と、渡航の自粛要請で現地旅行会社が連鎖倒産しているそうです。にもかかわらず現地に赴いた旅行者約15,000人が、現地旅行会社に代金を支払ったにもかかわらず、倒産のため音信不通になり、ホテルや航空機のブッキングは強制キャンセルされ、現地で足止めされているそうです。このような事態を招いたことで、今後ロシアの渡航者はさらに激減するでしょうし、外貨を稼ぐ手段のツールを一つ失うことになるでしょう。さはさりながら原油・天然ガス・白金属の資源大国、今後の日・米・欧対中・ロ・南北韓・南米で様々な対立が表面すると思われ、動静に注視すべきでしょう。

 ロシアは本邦からの中古車輸出で常にベスト3に入っていた仕向け地だけに、今後の情勢次第では輸出の動向も激変するかもしれません。

 

 

ロシア政府禁輸措置 (2014/8/7)

ロシア政府はウクライナ情勢でロシアに経済制裁を発動した、日・米・欧からの農産品・原材料・食料品の輸入を1年間禁止すると発表しました。クリミア奪還、マレーシア航空機撃墜、ウクライナ侵攻のための兵力増強と、ロシアの強権政治が日々強まっており、やはり第二の冷戦は始まりそうな気配であります。今後禁輸措置が工業製品に向くとは思えませんが、ルーブル安、ロシア株安、国債未達、国内経済、インフレ懸念など問題が今後噴出する可能性が高く、ロシア情勢もしばらく注視すべきでしょう。自動車メーカーもロシア生産を開始しておりますので、情勢次第では難しい判断を迫られそうな気が致します。

 

 

RVRにPHVを踏襲(2014/8/7)

 三菱自動車は6日、他社との差別化を図るため電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド(PHV)などの電気自動車に特化して、電動を売りにしていきたいと発表。現状の日本・欧州・豪州で展開しているPHVを、今秋からロシア、来年には北米、その他のエリアも順次投入する方針。中国市場は、中国政府が各国の技術を得るために、肝の電池を中国で生産しなければならず、現段階では検討中ということです。

 リコール隠しの影響で国内販売がガタ落ちの三菱ですが、国内生産60万台規模を維持し国内シェアを現状の2.8%から2020年までに4%にまで回復させたいとのこと。(一部日刊自動車新聞)

 確かに三菱自動車の販売は苦戦が続いており、乗用車ではベスト30にノミネートされておらず、軽自動車でも日産とのコラボ生産のEKシリーズがベスト10にも入っていない。リコール隠しはもちろんだが、その後の会社の対応のまずさが10年以上経過した今でも尾を引いているのが現状と言わざるを得ないでしょう。電気自動車に特化するのも良いとは思いますが、車輌デザインの見直し、次世代ディーゼルエンジンのラインナップの見直し及び開発、ディーゼルハイブリッド、RV市場の再構築なども、一考されてみては良いと思うのですが。。。

 

 

燃料電池車補助金 (2014/8/7)

政府は国策事業である燃料電池車推進のため様々な対策を協議しておりますが、本日の読売新聞で補助金の額が2~300万の支給で確定しそうだと報道が有りました。燃料電池車FCVですが、トヨタ自動車が今年2014年末、ホンダが2015年予定、日産が2017年の販売を目指しており、2~300万円の補助金により車輌価格は500万を切る形となり、普及促進に追い風となりそうです。正式な補助金の額は、車輌本体価格、水素燃料の価格が確定し、詰めの協議うえ確定するとのこと。いずれにしろ、究極のエコカーの出陣の準備は着々と進んでおります。