三菱自動車のタイ現地法人三菱・モータース・タイランドは、同国で生産する主力モデルである1トンのピックアップ、「トライトン」の世界販売台数が110万台突破したと明らかにしました。内訳はタイ国内で26万3437台、海外販売が88万5503台との事です。本邦ではピックアップ需要が激減しておりますが、新興国や発展途上国では道交法も整備されていない兼ね合いで、人と物が載せられるピックアップ需要が非常に高いのです。今後は次世代ディーゼルエンジンを搭載し、更なる販売拡大を狙います。
また三菱自動車は、国産車種の海外部品調達を更に増加させ、3年で1100億円のコスト削減を狙うとのこと。上手くいけば2015年度の純利益を30%弱押し上げる事になり、輸送用機器銘柄で出遅れ感の強い同社の追い風になるかもしれません。