スバルは17日、タイで東南アジア諸国向けに「フォレスター」をCKD生産を始めると発表しました。マレーシア・クアラルンプールに本社を置く、タンチョングループと合弁会社を設立し、2019年に「フォレスター」のノックダウン生産を始める。東南アジアでのCKD生産はマレーシアに続き2ヵ国目で、東南アジア諸国域内の関税撤廃を睨み供給拠点として活用する予定。合弁企業は、タンチョングループが74.9%、スバルが25.1%を出資し、資本金約160億円で新会社「タンチョン・スバル・オートモーティブ・タイランド」を設立し、2019年には6500台、20年には9100台の生産を予定している。同社はすでにマレーシアで「フォレスター」と「XV」のCKD生産を行っており、タイでの生産を開始するにあたりフォレスターの生産をタイ新工場へ移管し、マレーシア、インドネシア、ヴィエトナムを中心に供給する予定。2012年からマレーシア工場で「XV」を生産、昨年2月から「フォレスター(アウトバック)」の生産も開始し、昨年は前年比3.4倍の1万台を組み立ており、今後は東南アジア諸国の旺盛な需要を見込み生産能力を増強させる狙いだ。
(一部日刊自動車新聞)