トヨタ自動車が、商用車の世界戦略車IGV(イノベーティブ・グローバル・バン)の企画・開発を復活させる事が判明しました。2015~2016年に掛けて欧州各国やオーストラリアで衝突安全の規制変更に併せる形で、セミボンネット型を採用し商用車の世界戦略を狙います。この世界戦略商用車構想は2007年頃にも有りましたが、リーマンショックによる世界経済の落ち込みにより頓挫しましたが、今回の先進国の規制変更に併せる形で復活する事になります。特に国内外で人気の有るハイエースは、エンジン配置を座席の下から前方に配置換えるセミボンネット型に移行し、衝突時の安全性能を高めるとの事です。日本での販売に関しては、現行のハイエースが商用・乗用共々人気が有るので、セミボンネット型の販売を見送るか、併売するかは未確定だそうです。以前の話ではプロボックスの世界戦略車構想も有りましたので、同時に復活しそうな様相です。(日刊自動車新聞より) また現在販売されているタクシーや教習車用のクラウンコンフォートですが、東京オリンピックも決定しましたので、次世代型のタクシーのお目見えも近いと思われます。いずれにしろBRICs以外のASEAN諸国を始めとする新興国で、商用車需要はかなり強いので、世界のメーカーで開発競争が激化するでしょう
(ブコビッチ)