昨日の欧州中央銀行総裁のマリオ・ドラギ氏から驚きの発表がなされました。ユーロ危機以降欧州経済が慢性的なデフレに陥っており、インフレ率が目標の1/4で停滞していることから、このままの状況が継続するなら量的緩和を真剣に考慮せざるを得ないとの事です。政策金利は0.25%で据え置きましたが、量的緩和に関しては非伝統的手段を講じる用意がいつでも有ると発言、それに呼応するように早速ユーロ相場が反応致しました。最近はBRICs諸国の変調やフラジャイル5の問題であまり目立たなかった欧州経済ですが、実態経済はデフレ懸念や失業率は改善したとはいえ以前高水準のままとなっております。さらに来年以降ユーロ危機の際にオペをした期限が迫り、再びユーロ危機再燃の可能性も有る事から、今回の発言となったのでしょう。貿易でユーロ決済は米ドルほど多くは有りませんが、マルタ、キプロス、アイルランド、ドイツなどユーロ高の恩恵を受けて輸出台数が伸びてきた国への輸出は、しばらく注意してインボイス発行、換金をする必要有るかもしれません。極端なユーロ安にはならずとも、利幅が薄い輸出契約の企業には注意が必要です。
2013年度新車販売実績乗用車部門の速報
1位・・・トヨタ・アクア 259,686台
2位・・・トヨタ・プリウス 251,915台
3位・・・ホンダ・フィット 217,100台
4位・・・日産・ノート 135,162台
5位・・・トヨタ・カローラ 117,255台
6位・・・日産・セレナ 95,716台
7位・・・トヨタ・ヴィッツ 86,814台
8位・・・トヨタ・クラウン 74,370台
9位・・・スバル・インプレッサ 62,524台
10位・・ホンダ・フリード 60,849台
軽自動車も含めた車種別販売実績
1位・・・トヨタ・アクア 259,686台
2位・・・トヨタ・プリウス 251,915台
3位・・・ホンダ・N-BOX 225,900台
4位・・・ホンダ・フィット 217,100台
5位・・・ダイハツ・ムーヴ 193,672台
6位・・・ダイハツ・タント 180,590台
7位・・・スズキ・ワゴンR 180,029台
8位・・・ダイハツ・ミラ 164,027台
9位・・・日産・デイズ 139,810台
10位・・スズキ・スペーシア138,469台
日産自動車(7201)の関係者からの情報で、エクストレイルにハイブリッドがノミネートされる今年度末前後を最後に、日産自動車からクリーンディーゼルが姿を消すかもしれないとの情報。確定情報では無いとの事ですが、地方在住、アウトドア派、輸出業者から圧倒的な支持を受けてきたエクストレイルディーゼル、車種構成のバリエーションを増やす事は有っても廃止するオプションが議題に上っているとは...青天の霹靂でありんす。ディーゼルの火を消してはなりませぬ。絶対に。