セントラル硝子チェコに新工場設立(2017/3/27)

ガラスやケミカル事業で大手のセントラル硝子は、チェコ共和国(旧チェコスロバキア)にリチウムイオン二次電池用電解液を製造する新会社を設立しました。欧州の自動車排出ガス規制に伴い、急速に拡大が予想されるリチウムイオン二次電池用電解液 の需要に対応するため、主要需要地域の 1 つである欧州において生産・販売を行っていく。生産を実施する工場の候補地については順次決定していく予定で、生産能力は標準電解液換算 で年間 20,000t を目標とし、市場のニーズに合わせた生産能力を確保していく方針。今回の欧州新会社設立により、日本国内、韓国及び中国拠点と合わせ、年間約 50,000t 以上の生産能力を有し、今後全世界に向けて供給を行なっていくとのこと。

(セントラル硝子適時開示情報より一部抜粋)

日本ピストンリング、米国省人化へ(2017/3/27)

日本ピストンリングは、米国ケンタッキー州にある生産ラインを省人化出来る「革新的ものづくりライン」を展開するとしました。この生産ラインは、今年1月一関工場に導入した合理化ラインで、米国工場で2017年度に着手、2018年度をめどに新たなラインを稼働させる予定。米国での雇用拡大を掲げるトランプ政権によって、人材確保の問題や人件費上昇を見越し、省人化ラインを展開して生産効率の向上を狙っていく。「革新的ものづくりライン」とは、レーザーレーダーやカメラなどのセンサー類を活用することで、部材のセッティングや搬送作業を自動化したもので、作業員一人当たりの生産性を2倍に出来るほか、作業員が担っていた工程の一部を無くすことが可能になり、ライン長を約1/3にダウンサイジング出来るのも大きな特徴だ。同生産ラインは今後福島製造所や栃木工場への導入を進めているが、海外生産拠点としてまずは米国へ導入する。

(一部日刊自動車新聞より)

カオス再び(2017/3/24)

ここ数年春の風物詩となっている陸運支局の駆け込み登録及び車輌検査、今年も4月1日からエコカー減税・グリーン化特例に関する車体課税の見直し前に、2月相当混雑しています。陸運支局の一部は2月以降検査予約を中止しているところも多く、電話での事前予約や当日予約で検査受付は特に酷い状況になっています。車輌の陸送に関しても2月以降混雑しており、来週一杯は陸運支局での手続き及び車輌の陸送には余裕を持って臨んだ方が良いでしょう。

トヨタ車体いなべ工場生産再開へ(2017/3/24)

トヨタ車体は23日、火災発生で生産を休止していた三重県いなべ工場の車輌生産ラインを、27日朝から操業再開すると発表しました。3月20日午後5時30分頃、第2工場4階で発生した今回の火災は、乾燥炉の排気ダクトの一部が損傷、熱風に含まれる塗料成分が燃えたのが原因と推測されており、同社は再発防止策を打ち、品質を確認したうえでドル箱の「アルファード」、「ヴェルファイア」、「ハイエース」の生産を再開する予定に。ただ注文に生産が追いついていなかった現状を踏まえますと、しばらく同車種の納期はずれ込みそうな感じだ。