EVタクシー試験導入中止へ(2017/6/19)

香港政府環境局が議会に提出した資料で、香港での電気自動車(EV)タクシーの試験的導入が取り止めになったとのこと。政府は2011年、商用車のエコ化推進のため基金を立ち上げ、EVの試験導入を推進してきました。ただEVタクシーの本格導入にあたっては、購入コストの高さ、耐用年数の短さ、充電時間の長さ、電池エネルギー密度の低さなどがネックとなり、今回の導入見送りとなった模様。EV車輌の負の側面は万国共通で、EV車への普及促進には日産の「e-POWER」のようなレンジエクステンド型EV車や、PHVの方が現段階ではより現実的だと思われます。今後、特に利益を稼ぐ商用車系車輌は、レンジエクステンド型EV車の方が、より訴求力が有ると思います。

(一部日刊自動車新聞より)

小型SUV夏の陣(2017/6/19)

以前からレポートしている通り、本邦のSUV市場も活況が続いています。1.5~2.5リッターの中小型SUV市場で、シェアを伸ばすため、自動車メーカー各社が相次いで新型・改良型を投入してきております。トヨタは新型車「C-HR」を12月に発売、続いて先日ハリアーに「2リッター直噴ターボ」を追加設定、日産もエクストレイルに「プロパイロット」をオプション設定、マツダは「CX-5」の全面改良と今夏に「CX-3」にガソリン仕様を追加設定、スバルも5月に新世代プラットフォームの「XV」を投入するなど、中小型SUV市場はまさに群雄割拠の状態となっている。さらに中小型SUV車輌は、中古自動車輸出として人気も高いため、リセールバリューも期待出来るため、購入者の選択もSUVに流れるのも至極当然ということでしょう。中古自動車輸出として人気の高い車輌がマーケットに沢山出てくるのは、中古自動車業界にとっても朗報と言えるでしょう。

スズキ「SX4 S-CROSS」6速AT化(2017/6/16)

スズキ自動車は15日、乗用車とSUVを融合させたクロスオーバーモデル「SX4 S-CROSS」を一部仕様変更したと発表しました。内外装デザインを変更した他、6速ATを新たに採用して走行性能を高めている。外装デザインはフロントデザインを一新して力強さを表現、内装はサテンメッキやピアノブラックの加飾を施し、ヘッドランプ及びリアコンビネーションランプにはLEDを採用している。また17インチの大径タイヤと新意匠AWを採用し最低地上高を2cm高く設定した。ボデイーカラーは新色を含めて全色、車輌価格は税込み206万2800円~227万8800円とリーズナブルな価格設定となっている。スズキのSUV・クロスオーバーの4WDモデルは、海外の認知度・人気度も高く、リセールバリューも期待出来そうだ。個人的には「ジムニー・シエラ」が好きで、15年を経過して次世代モデルを見てみたい衝動に駆られています。

ダイハツ、次世代車に統一デザイン採用(2017/6/16)

ダイハツ工業は、2020年までに開発する次世代車に「シンプル」をキーワードとしたブランド統一のデザインテーマを採用する。従来はターゲットユーザーの嗜好や市場ニーズを優先して車種やタイプごとに異なるデザインテーマを採用、次世代車では車種をまたいで共通のデザインテーマを採用し、ブランド力の底上げに繋げていく狙い。トヨタ自動車グループの「新興国小型車カンパニー」で中心的役割を担うダイハツ、国内軽自動車や新興国向け小型車の次世代車を「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」の旗の下エンジン、プラットフォームやデザインを全面的に刷新していく。

(日刊自動車新聞より)