不動産価格ですが、実はバブルバブルと言われていた1989~90年前半の水準を超えてきています。実はもうバブっているのです。ただ前回のバブルはどんな土地でも価格が上昇しましたが、今は都市部、観光地、温泉、水源などだけに留まっているので、あまり感じないかもしれません。今後も地価が上昇するのは、限られると思っています。あと十数年すれば大量に空き家が増える訳で、特に都市部から1時間以上離れたエリアは問題が山積すると思われます。町を活性化させたいのなら、自治体が強欲な地主を説得して新たなビジネスをしたい人々に安く提供すべきだと思っています。
国土交通省は昨日、2020年までに不動産投資の市場規模を現在の倍、30兆円にまで拡大させる中期目標を打ち出すそうです。国を挙げて不動産バブルを引き起こさせて、無理矢理インフレ率を上げたそうです。確かにインフレーションを引き起こせば、国の借金が実質目減りする訳ですが、力ずくでやれば大きな弊害を生み、真面目にビジネスをする人悪影響を及ぼす可能性が有ると思います。それなら法人税を20~25%に引き下げ、戦略特区を広げ海外からの人や資産を受け入れた方が良いと思います。しかし金余りの資金を無理やり不動産投資に仕向けるとは、短絡過ぎやしませんでしょうか?
ホンダの新型「NSX」がお目見えとなりますが、価格は2000万円を超えるそうだ。1989年のバブル期に販売されたNSXの価格に対して2.5倍以上の価格設定となっています。アメリカ人とこの件で話して思ったのですが、彼らはこの車輌は日本ほど高く思っていないことに気付きました。それもそのはず、日本はバブル崩壊後ずっとデフレーション状態でしたが、対して米国は一時を除いて年数パーセントのインフレ率で推移しています。1989年からの米国インフレ率を合算すると、この2000万円超は1989年の値段と比較してちょっと高いというレベルなのです。皆さんはどう思われますでしょうか?
ホンダは18日、米国オハイオ州メアリズビルの「パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター(PMC)」で4月下旬から新型「NSX」の量産を開始すると発表しました。100人の熟練技術者が先進ロボット技術と強調しながら、1台当たり10~12日掛けて仕上げる。米国では初年度800台程度の販売を予定しており、日本や欧州などへ順次投入していく計画。新型NSXは、軽量ボディーに新開発縦置き直噴V6ツインターボエンジンをミッドシップにレイアウトし、3モーターハイブリッドシステムを搭載する。ホンダPMCは、高い精度と品質が求められる少量生産モデル用工場として新設し、昨年から一部稼働しているホンダ肝いりの工場だ。今後NSXを皮切りに、ホンダイズムを継承したハイパフォーマンス車輌がお目見えする可能性も高い。 (一部日刊自動車新聞より)