ハーネスのアルミ化へ(2015/10/2)

古河電気工業は30日、子会社の古河ASが次世代の自動車用アルミハーネス接続技術の開発に成功したと発表しました。トヨタ自動車が8月に発売した新型「ランドクルーザー200系」に新技術を用いた防食端子が採用された。この新技術は従来の防食処理に必要なコストを低減出来ることから、今後も新車への供給を訴求していくとの事。同社が開発した「α端子シリーズ」を既存のハーネスに置き換える事が出来れば、車重の大幅な低減や大量生産が可能なためコスト低減にも役立つ優れもの。電線系の会社にとって、自動車用ハーネス事業やリニア関連として、今後も注目されるでしょう。

トヨタITSコネクト開発へ(2015/10/2)

トヨタ自動車は30日、760MHzのITS(高度道路交通システム)専用周波数を用いた運転支援システム「ITSコネクト」を開発したと発表、近く発売する車種に世界で初めて搭載する。従来の車載センサーだけでは捉えられなかった車両や歩行者の存在をドライバーに知らせ、安全運転を支援する。同社は今後も交通事故抑制の観点からITSコネクト普及に力を入れる考えで、年内に計3車種に採用する計画です。以前当サイトで何度もレポートしておりますが、今後高齢者の事故増加による保険料値上げに歯止めを掛ける意味でも、交通事故抑制装置内蔵車に対する保険料値下げ措置が、いよいよ現実味を帯びて来たかもしれません。

米国自治体が提訴(2015/10/1)

米国テキサス州ハリスCOUNTYは29日、排ガス不正を起こしたVWに対し、1億ドル(約120億円)超の民事制裁金の支払いを求めて提訴したと発表。行政機関が本格的に提訴したのは今回が初めてですが、今後も同様の提訴が相次ぐと見られる。また別に販売停止を余儀なくされているディーラーや投資家が集団訴訟の手続きに入っており、今後も同社にとっていばらの道となりそうだ。世界販売でトヨタ自動車を抜き首位になると見られていたVW、思わぬところで足をすくわれた形でしょう。

ホンダNew FCV(2015/10/1)

ホンダ技研工業は本年度に市販化を予定している量産型燃料電池車(FCV)を世界発公開します。この新型では、V6エンジンと同等サイズまでコンパクト化、世界で初めてセダンタイプのボンネット内に収め、乗車定員5人を実現化させる。この新開発小型FCスタックの採用により、将来的に多種多様の車種に搭載が可能になります。新型FCVは70MPaの高圧水素貯蔵タンクを搭載するとともに、パワートレインの高効率化、走行エネルギーの低減で燃料電池車トップクラスとなる航続距離700Km以上を達成。東京モーターショー開幕に合わせる形で、28日に発売時期及び価格を発表する予定。

(日刊自動車新聞より)