マレーシア輸入組合からの要請(2020/4/24)

マレーシア輸入組合(以下PEKEMA)は20日、政府から国民に課されている「ムーブメントコントロールオーダー」(MCO)と呼ばれる、ロックダウンの第3段階の影響において、日本の各サプライヤーに対して支払い遅延を飲むよう要請が入りました。

PEKEMAメンバーの各テナント料、従業員への給与、バンクローンを含む運営コストが月間3500万リンギット(約9億円弱)にのぼり、今回の政府のロックダウンで、経営に甚大な支障を受けていると主張。それにより今回マレーシア政府が提言している、モラトリアム期間と同等の180日にするよう、PEKEMAが要請をしてきた次第。

「MCO」下でビジネスを行うことが出来ないという事実、生活に必要な必要最小限の場合を除き、国民は各自の家から離れることは出来ないのが実情で、銀行セクターにおいても、実質機能停止に陥り融資申請も審査が保留されています。
今回の要請を日本のサプライヤーが盲目的に飲むとは到底思えませんが、特定の車輌の相場に甚大な影響を与えるマレーシア向け中古自動車、輸出商社だけで無く国内の自動車販売に携わる人にとっても注視すべき案件と言っても過言では無いでしょう。

GW期間中のオークション稼働状況(2020/4/27)

新型コロナウイルスの影響下で、GW期間中の開催状況が若干変更になっております。特にホンダオークション、CAAオークションは顧客の安全を最優先し、ホンダAAがネット応札事の落札料を大幅減額、CAAの一部は開催日の間引き開催をしています。開催日の詳しい情報に関しては、日々更新される可能性が有りますので、各オークションから最新の情報をお取り下さい。

(ホンダオークション休催日)

5月4日、新型コロナウイルスの影響が収束するまで、ネットでの落札料が現車会場と同額7,000円と通常のネット落札料から5,000円減額されています。(税抜き)

ミライブオークション休催日)

応札は感染防止のため、独自のライブ応札しすてむ「Mライブ」を推奨、代わりにMライブでの落札料は現車会場と同額に設定している。

埼玉:5月6日

大阪:5月7日

(CAAオークション休催日)

東京会場:4月28日、5月5日

中部会場:4月29日、5月6日

岐阜・東北会場:5月5日

(TAAオークション休催日)

4月30日

北海道、東北、関東、北関東、中部

5月2日

横浜、兵庫

5月5日

近畿、広島、四国、九州、南九州

(USSオークション休催日)

5月5日

横浜、R名古屋

5月6日

札幌、東北、JAA、新潟、神戸、福岡

5月7日

東京

5月8日

埼玉、名古屋、大阪

5月9日

群馬、北陸、静岡、HAA神戸、四国、岡山、九州

東南アジアで感染者急増(2020/4/23)

東南アジア諸国で新型コロナウイルスの感染者が急増している。21日のストレーツニュースによると、21日だけで新規感染者数が1111人確認と、二日連続で1000人を超えた。今回の急増の背景は、外国人労働者ドミトリー内で集団感染したとの事で、これを受けシンガポール政府は、直ちに都市封鎖を6月1日まで再延長すると発表した。

インドネシアでは日本と同様の措置を講じていたが、4月に入り激増、ここ数日で毎日数百人単位で感染者が増加中だ。今後インドネシアはラマダンに入るため、ラマダン明けがカオスになるだろうと、現地からの情報だ。茲許インドネシアルピアがかなり弱含んでいるため、政府やセントラルバンクもかなりシビアな舵取りを迫られると思われる。致死率が9%近いのも気になるところだ。

フィリピンはロックダウンをしているにもかかわらず、感染者数は高止まりしており、特に首都マニラでは犯罪が多発、かなり治安が悪くなっている。銀行や政府がほぼ機能しておらず、外国送金も出来ないか出来ても少額に限定されている。他の島はマニラ程酷くは無いが、状況は悪くなりつつあると現地からの情報。致死率は6.5%と比較的高めとなっている。

スリランカ選挙日程決まる(2020/4/22)

新型コロナウイルスの感染防止策として、ソフトロックダウンを実施しているスリランカ、4月25日に予定していた普通選挙を6月20日に後ろ倒しすると、20日に発表致しました。このまま感染者数が急増しなければ、6月20日に実施すると思われます。また3月中旬に突如発表された、3ヵ月間の新規L/Cオープン停止がどうなるか、輸出商社並びに国内の出品店は注視すべきだと思います。