シンガポール向け輸出絶好調(2016/12/28)

 中古自動車輸出統計でひと際目立つシンガポール向け輸出、2008年のリーマンショック前まで好調だった入れ替え需要が昨年から増加に転じ、今年は爆発的に増えた印象だ。この傾向は来年以降も継続すると思われ、シンガポール向け輸出用の車輌売買が業者用オークションで人気継続すると思われます。現在アルファード、ヴェルファイアでの業者用オークションでの転売が落ち着きをみせているところから、来年はシンガポール向け輸出車輌に着目されるでしょう。自動車メーカーが販売拒否をしている関係で、来年は業者用オークションでのシンガポール向け車輌が増加すると思われる。

トリクルダウンは起きず(2015/12/25)

トリクルダウン、日銀の量的・質的金融緩和が大企業➡中小零細企業➡個人に滴り落ちるという事で、2013年から実施している金融政策ですが、一向に滴り落ちる様子は有りません。ベースアップと言っても大企業ばかりで、中小零細企業は全くと言って出来ない状況です。有効求人倍率は1.25倍にまで改善しているのに、肝心の給料は大企業以外頭打ち、これでは消費が伸びる訳も有りません。本日発表された11月の個人消費は前年同月比で2.9%の減少、このような状態が続けば来年以降の個人消費は厳しいと思われます。しかもこの数値には、日用雑貨を買い漁ってくれているインバウンド需要が含まれているという事です。もし仮にこの数値が無かった場合、もっと悲惨な数値になったでしょう。そんなおり、中国・元安が密かに進行してますから、来年以降はインバウンド需要もさほど期待出来ない可能性も有るでしょう。いずれにせよ、来年は波乱が予想されそうです。

保持するから利用するへ(2015/12/24)

リーマンショック以降続いた不景気で、俄然注目されて来ているカーシェアリング、企業、特に都市部において最近利用者が急増している。ここ数年で認知度や利用頻度が飛躍的に伸び、企業は車輌を保持するから利用するという方向に向かっている。以前米国での個人リースの話をしましたが、今後都市部では、個人も含めて車輌は移動の手段として利用するものという構図に変遷するかもしれません。中古自動車輸出業者とタイアップすれば、下取り車輌を安定供給してもらえWIN WINの関係が築けると思われます。

マツダ3年連続首位へ(2015/12/24)

マツダ自動車は、米国環境保護庁の2014年度「燃費トレンドレポート」における、「企業平均燃費値」で3年連続で総合1位となりました。総合平均燃費値は29.4マイル/ガロンで、前年比1.3マイル/ガロン改善しました。SI単位では12.5Km/リッターといったところでしょうか。企業平均燃費値は、各社が米国国内で1年に販売した車輌の平均燃費値。各車種の燃費値を年式ごとに販売台数に応じて加重平均して算出する。トヨタ自動車はHV車も多く高い順位が期待出来そうだが、逆に高排気量のライトトラックの売れ行きも良いため、相殺されて企業平均燃費値は下落してしまう。少数精鋭のマツダ自動車の躍進は、まだまだ続きそうだ。